~ 新橋駅日比谷口、烏森神社 (マークスの山) ~





※注)写真は地取りを行った2015.5月現在のモノです。







【マークスの山/単行本 P209】

一方的に電話を切って、別の電話番号のボタンを押しながら、合田は一瞬迷った。
だが、結局全部の数字を押し、森のポケットベルを鳴らした。
五分で森は内線にかけてきた。公衆電話で、高架下の電車の音が響いていた。
《新橋です。第一京浜のそば》
「三十分後に日比谷口で」 
《了解》



新橋を通る第一京浜。
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お蘭はこの辺りの公衆電話から合田さんの内線に電話したのだろう。






【マークスの山/単行本 P212】
今年の秋は雨続きだ。日比谷口で会った森も、濡れそぼって白い息を吐いていた。


【マークスの山/文庫本 上 P366】
「だったら、八時の会議は欠席します。明日以降のことは、随時連絡下さい」
「なるべく早く現場に戻れるよう、上を説得する。約束する」と合田は言った。「それから今夜九時半に新橋辺りでちょっと会おう」
「慰安会なら遠慮します」
「俺もそれほどヒマやないぞ。話したいこともあるし、相談したいこともある」
「私もあります。十時に日比谷口にいます」
「了解。じゃあ日比谷口で」



新橋駅日比谷口。
日比谷口
ここで、合田さんと森くんは待ち合わせ。



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余談ですが、新橋駅日比谷口の目の前は、あの有名な(?)SL広場。




ちなみに、地取りしたこの日はSL広場では古本まつりをやっていました。
普段のSL広場はこのテントは無く、こんなゴチャゴチャしてなくてもっと広々とした感じ(だと思う)。
もしかしたら、合田さん達はこの広場のどこかで落ち合ったのかも。






【マークスの山/単行本 P212】
「寒いな。どっかへ入ろう」
「人のいるところで話は出来ません。そこの烏森神社へ行きましょう」



烏森神社、入口。
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烏森神社は、ごちゃごちゃと乱立している建物と建物の隙間にありました。
気を付けて見ていないと見落としてしまいそうな程、細~い隙間の奥にある感じ。
この参道をずっとまっすぐ行った正面奥に拝殿と本殿があります。




上写真の参道を直進すると突当りはこんな感じ。
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この鳥居(?)をくぐり石段を上がると拝殿・本殿があります。
神社には、あたしの他にも参拝している人がいて、中にはスーツ姿のサラリーマン風の人も。
さすが、サラリーマンの街、新橋って感じでした。
(ちなみにあたしは、お賽銭10円で3つも願い事をした(汗))。





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実は烏森神社は、もうひとつ入口があって横っちょからも入れるようになっている。
合田さんたちは、もしかしたらこっちから入ったかもね。






【マークスの山/単行本 P213】
寒風を避けて、暗い境内の石段に腰を下ろした。
夜陰に紛れて人の目がなくなると、森は「失礼」と呟いて、腹や首筋をそっと掻き始めた。



烏森神社の石段
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きゃ~! 合田さんと森くんは、この石段に座って密談したのねーっ。
人気のない夜の暗い境内の石段で、ふたりきり・・・・・(ヨダレ)。

この烏森神社は、24時間いつでもお参り出来るそうなので、夜暗くなると外灯がつくんだと思う。
だから、合田さん達が行った時も境内は案外明るかったのかもしれない。
20数年前だから当事は、どんなだったか分からないけど。
この烏森神社も、お蘭たちの頃とは随分変わっちゃっているのかなぁ(悲)。


ちなみに、この烏森神社は単行本にしか出てきません。
単行本では、合田さんと森くんは烏森神社の後、新橋の飲み屋へ。
文庫本では、日比谷口待ち合わせ後、烏森神社へは寄らずに新橋の空いたバーへ入ってます。





 ~ おまけ ~


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烏森神社で、御朱印と御守を頂いてまいりました~。
御朱印は、カラフルでなんか可愛いでしょ。
しおりタイプの御守は、御朱印をしてもらったら付いてきました。


                                                        
                                                             地取り日/2015.05




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